頭痛
ひと口に「頭痛」といってもいくつかのタイプがあり、対処法もそれぞれ異なるので頭痛のタイプの識別は、とても重要です。
指圧・マッサージ・鍼・灸の治療効果があるのは、器質的原因(脳や筋・骨などの形状の異常)の認められない、いわゆる慢性頭痛(機能性頭痛)です。
緊張型頭痛(非拍動性頭痛)
緊張型頭痛は、慢性頭痛(機能性頭痛)のなかで多くみられる症状で、肩頚の筋肉が緊張し続け疲労し、血液循環が滞ることによって発症します。
指圧・マッサージ・鍼によって血行を促進することにより、改善がみられます。
症状
- 締めつけられるような鈍い痛み
- 後頭部から首筋にかけて、また、頭の両側が痛む
- 肩や頚のこり、眼の疲れやめまいなどの症状をともなう
原因
- 筋肉の疲労・緊張をもたらす、以下のような要因
- 長時間にわたる、同じ姿勢の維持
- ゆがんだ姿勢からくる筋肉の過剰負担
- 長時間のパソコン使用などによる眼精疲労
- 対人関係や仕事などにともなう精神的ストレス
治療・対処法
- 指圧・鍼などで頚部、肩部、腕などの筋肉のこりをほぐし、血流を促進する。
- 身体を温め、ゆっくりと軽いストレッチを行うこうとも効果的です。
片頭痛(拍動性頭痛)
頭部の血管の拡張と炎症によって発症します。
- ズキンズキンと、脈拍とともに痛む
- 頭の片側または両側が痛む
- 吐き気を伴うことも
- 星がチカチカ、視野が欠ける、生あくび、肩こり、首すじの張りなどの前駆症状
- 体をすこし動かしただけでも痛みが強くなる
原因
- 血管拡張や炎症をもたらす、以下のような要因
- 睡眠不足
- 雑踏・人ごみ
- 熱いお風呂、サウナ
- 月経前の、女性ホルモンが不足した状態
- アルコールや特定の食品
治療・対処法
- 拡張した血管を収縮させるため、痛む箇所をコールドパックなどで冷やす
- 痛みのもととなる拡張した血管を圧迫し、過剰な血流を緩和する
- お茶(カフェイン)など、血管収縮作用のあるものをとる
[注意] 温めたり、マッサージなどによって痛む箇所の血管を拡張させるのは、逆効果です。頭痛が起きていないときの治療が重要です。当院に、症状を詳しくご説明ください。
群発頭痛
群発地震のように、ある時期に集中して、反復的に起こる激しい頭痛です。
症状
- 眼の奥から前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛
- 持続時間は1~2時間、ある期間毎日のように決まった時間に起こる
- 夜間に頭痛発作が起こりやすい
- 眼の充血、涙目、眼瞼下垂、鼻水などの自律神経症状をともなう
原因
- 内頚動脈、頭部血管、三叉神経、視床下部が関わっている可能性が高いが、現状は不明
治療
- 群発期前の予防薬服用
- 鎮痛剤
- 100%酸素吸入が有効な場合も(市販の酸素スプレーとは異なる)
- 群発期はアルコールを避ける
その他、危険な頭痛
頭痛の中には、生命の危険に関わるものがあります。たかが頭痛、ではありません。次のような症状は、深刻である可能性があります。早急に専門の医療機関へかかってください。
- 今まで経験したことがない強烈な頭痛
- 突然の激しい頭痛
- 早朝に起こる
- 日を追うごとにひどくなる
- 1週間以上続く
- ものが二重に見える、ものが見えなくなる
- 麻痺やしびれ、けいれんなどをともなう
- 意識が不明瞭になったり、意味不明なことを口走ったりする
- ろれつが回らない
- 痴呆症状をともなう
- めまいや吐き気をともなう
- 高熱をともなう
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