よくある症状

腰痛と鍼・指圧マッサージ

ぎっくり腰と慢性腰痛 

二足歩行の人間にとって、宿命ともいえる腰痛。上半身の重さを腰で支える限り、避けることができません。 腰痛で苦しむ人は非常に多く、腰痛に対し鍼灸による治療効果が非常に高いことから、多くの方が来院します。 長時間の立ち仕事は、筋肉疲労と不良姿勢(腰の反り返り)によって椎間板にかなり負担がかかるために腰痛になりやすく、またずっと座っている姿勢も、立っている状態より椎間板にかかる負担は大きく、腰痛になりやすいといえます。

ぎっくり腰

症状

動くと激痛が走り、特に前屈、後屈時に痛みが増悪します。
前かがみで顔を洗う、座って靴紐を結ぶ、ベッドや布団から起き上がる動作が非常に難儀になります。一旦立ち上がると痛みが治まる場合もありますが、重症の場合は、立つ・座る・歩く全てが思うようにならなくなります。

原因

長時間の同じ姿勢や、重労働、運動のしすぎでの筋肉疲労、運動不足で足腰の筋力低下。
体がかたい人、きつい下着をつけている人は、筋肉が緊張しやすく血行が悪くなり、疲労が蓄積しやすくなります。また、柔らかすぎるベッドや布団は腰に負担をかけ、冷え、寒さも血行を悪くし、腰痛の原因となります。

治療

1. 安静

ぎっくり腰になったら無理に動こうとせず、安静を保って下さい。具体的には、ベッドか布団の上で、横向きの姿勢(側臥位)でエビのように腰、膝を曲げて横たわるのが一番です。この場合、枕を抱きかかえるのが楽な姿勢です。上向きの姿勢(仰臥位)では、膝の下に枕を入れるといいでしょう。

2. 冷却

ぎっくり腰では、幹部に炎症が起こっているので、冷やす事が肝要です。自宅なら患部にコールドパックをあてるのがいいでしょう。ただし長時間冷やしすぎると、皮膚がピリピリし痛みが増悪する場合があるので、気を付けて下さい。はじめは短時間(10~20分)冷やして様子を見ることをお勧めします。
慢性的な腰痛持ちの方に多いのですが、「腰痛イコール温める」と思い込んでいて、ぎっくり腰の患部を温めて炎症をひどくするケースが多々見受けられます。
※注意:ぎっくり腰になったその日の入浴は避けましょう。

3. 治療

「ぎっくり腰は治るから治療は不要」と思われている方も多いのですが、ぎっくり腰にこそ早期に適切な治療が必要です。確かに、治療せずとも痛みが治ります。しかし、約5~7日間寝たきりになるのが一般的です。
早期治療により、治癒が早くなります。そして、治療を受けない場合、中途半端な治り方をし、「クセになる」状態になることもしばしばあります。殆ど全ての病気において言えることですが、特にぎっくり腰の様な急性疾患では、治すタイミングが非常に重要です。

慢性腰痛症

慢性腰痛症とは、一般的に、重い感じや鈍い痛みが続く腰痛の総称です。

症状

腰全体に疲労感、脱力感があり、刺すような痛みはないが、大きな石がのっているような、重苦しい痛みを感じるのが特長です。
長時間同じ姿勢での作業や車の運転で、痛みが増す場合や雨の日や寒さの厳しい朝夕、湿気の高い梅雨時などに痛みが増悪することも多くあります。

原因

  • 疲労の蓄積による筋筋膜性腰痛
  • 脊椎分離症、脊椎すべり症、変形性脊椎症、腰部脊中管狭窄症、骨粗鬆症など骨(腰椎)に起因する腰痛
  • 椎間板ヘルニアのように椎間板に起因する腰痛
  • 消化器や婦人科疾患などに問題があり慢性的な腰痛
  • 不安、心理的ストレス、痛みの記憶など複合的な理由により発症する慢性的な腰痛

治療

原因、重症度、年齢などにより異なります。
症状にあわせて指圧、マッサージ、鍼、電気治療を組み合わせて治療していきます。
腰部だけでなく、背中、臀部、足を施術することにより症状が改善されます。

注意が必要な腰痛

  • 吐き気や頭痛、発熱などの全身症状
  • 静止時に突き刺されるような強い痛み
  • 排尿障害や血尿
  • 体重の減少が三ヶ月以上続く
  • 腰痛の他にこのような症状がある場合、提携病院で診察を受ける事をお勧めします。

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